普通なら止めるだろ、と穂高は史恵を流し見ながらも、この母親に限ってないだろうと諦める心が先に湧き上がる日常だ。 プルタブを引き開ける虚しい音が響く。 「明け方には帰るから、パパも三日は帰ってこないし」 「別にいいんじゃね? どっちもずっと帰ってこなくて」