そう言って暫く黙りこくった高生だったが、やんわりと腰を上げると、仏壇の横にある古びたタンスの一番上の引き出しを開けた。 そして、何かを取り出すと、それを穂高の目の前に差し出す。 だが、それを見て、思わず穂高は息を呑んだ。 「これっ……て」