天使の羽根



 そう言いながら高生は自分の背中を探り指す。

「ほらちょうど、この肩の部分に大きなホクロがあったんだ」

「ホクロ」

 言いざま、穂高はキョトンとした表情を見せた。

「……ああ、だから必死におじさん、俺と風呂に入りたがった訳か」

「それもそうなんだけど。でも次第に、それはもう必要なくなっていった。大きくなる君を見て、親父の言う通りに未来が描かれていったから。でも、どうにも接し方を突然変える訳にもいかなくて」

「そうなんだ。でも簡単にはやっぱ信じられないでしょ……例えば他にもある? おじさんが、その話を聞いて信じた決定的な証拠」

「ああ、あるよ」