天使の羽根

「時間にずれはあるけど、俺達……ちゃんと帰って来れたんだな」

 そう言って穂高は徐に布団をギュっと握り締める。

「……穂高くん」

「そう言えば、何で俺はここに? どこで俺を……」

 心配そうに言った高生を見て、穂高は不思議そうに問いかけた。

 だが、何も言わずに目を伏せた高生に、不安を募らせた穂高はその胸倉に縋った。