そう言って訝しく顔を顰めると、穂高は史恵の体を自分から引き離した。 「いいじゃん、別にぃ……親子なんだからぁ」 だが、史恵は懲りもせず穂高の腕に纏わりつく。 「うぜぇ」 最早、抵抗も虚しく感じたのか、穂高は靴を脱ぐと、じゃれる史恵の腕を絡めたままリビングへ入った。