天使の羽根


 優しい穂高の眼差しに、あずみの恐怖心も絆されたようだった。

 互いに互いを想い合い、確かな存在だと確信する。

「穂高って、こんなに頼れる人だったっけ?」

「お前がそうさせてるんだよ」

「え?」

「お前だから……あずみだから俺は強くなれる」

「……穂高」

「あずみ、目を閉じろ……行くぞ」

「うん」

 そう、意を決した時だった。