「やだ、おばあちゃんったら無理しないで、でも元気そうで良かった。おばあちゃんには、お嫁に行く日じゃなくて子供だって見て欲しいんだから、もっと長生きしてくれなくちゃダメよ。あたしはそんなに早くお嫁にいけないと思うし」
「またそんな謙遜して。穂高がいるじゃないか」
途端に、あずみは耳まで赤くなる。
とっさに熱くなった頬を隠したが、全ては隠せないようだ。
「や、やだ! 何言い出すのよ、おばあちゃん……あ、あたしは別に……穂高とは、そんな、関係じゃ……ないし」
いつも威勢の良いあずみも、智子の前では何でも見透かされているような気がして、だんだん頼りなく声が小さくなっていった。

