案の定、聞きたくもない言葉が届く。 「は? 何に志願したって?」 穂高には、その意味が解っていたが、わざとらしく交した。それでも、視界に入る道彦の、ジッと見つめる重圧があった。 「今なら誰でも入れてくれる気がする。多くの若者も戦地に駆り出されているし、年配の方までも……だったら私だって軍に……」