元気そうな智子の顔を見た瞬間、あずみの顔も優しくほころぶ。 二人が笑うと、右頬に同じような笑窪ができる。 互いにそんな他愛もない共通点がある事に親しみを感じる部分があった。 「思ったより元気そうで良かった」 「何言ってんだい、あたしはまだまだ元気さ、あずみちゃんがお嫁に行く日をちゃ~んとこの目で見届けなくちゃと思ってるんだからね」 そう言って智子は腕まくりをすると、細い腕に力こぶを作って見せた。