罪のない子供たちが、無邪気にも互いを気遣い合っている事に、心を痛めているのだろう。 ――子供まで生きるとか、死ぬとかって考えなきゃならねぇのかよ。 穂高も同じく、苛立ちを募らせて頭を掻き毟った。 そして、ふと手を止めると、先程よりも茜色に染まる空をぼんやりと見上げた。 「未来はさ……生きてる事って、息するみたいに当たり前なんだよ……だから、何も見つけられない寂しさがあるのかもしれない」