◇◆◇ 「智子おばあちゃ~~~ん!」 夕暮れに空が赤く染まった時刻、大声で店先から叫んだあずみは、踵を上げながら心配そうに店の奥を覗き込んだ。 「なんだい、騒々しい~」 などと、然も面倒くさそうに言いながら顔を出した智子だったが、明かに嬉しそうな微笑みを浮かべていた。