「あの子たち我儘でしょ? ごめんね」

 苦笑いを浮かべた智子が謝ると、あずみは慌てて首を横に振った。

「ううん、楽しかったから大丈夫」

 あずみは、心からそう思っていた。

「あ~あたし、将来保育士になろうかな~」

「保育士?」