茶髪が靡かない穂高は、ようやく家の外に出てもいいと言われた。 早速、縮こまった羽根を伸ばすように背伸びをすると、すっきりした頭で、夕暮れの空の下へと飛び出した。 「似合ってる」 背後であずみが嬉しそうに呟いた。 「嘘つけ」