天使の羽根


「あ~腹減ったな」

 お腹をさすりながら、ポツリと穂高が呟いた。既に真昼を過ぎている。

「そう言えば……そうだね」

「俺達、昨日から何も食ってないんだぜ」

「うん、だっていろんな事があり過ぎて……お腹空いてるのさえ忘れてた感じだったもん」

 そう思えば思う程お腹がすくのか、一気に空腹感が押し寄せてきたようだ。

 大きな腹の虫が鳴り響く。