「それは……ただでさえ髪赤いし……目立つし……兵隊さんに見つかったら拷問受けるかも」 「ごっ……拷問って、マジ冗談じゃねぇゾ」 驚く穂高に、あずみは「だったら言う事聞きな」と、先程のお返しのように舌を出した。 「ちっ」 とことん機嫌を損ね、舌打ちをする穂高の態度に、智子はしゅんと俯いた。 これではまるで、穂高が智子を虐めているようだ。