当の穂高やあずみでさえ、未だに信じられない事なのだから仕方がない。 「そ、そうかそうか。いや失礼、智子を救ってくれて本当にありがとうございました」 清はそう言って、額が畳に擦れるほどに頭を下げた。 続いて豊子も同じく、深々と下げる。 そんな二人を見つめる道彦は、考え深く溜息を落とした。