嬉しそうに父親の清(きよし)が言うと、隣の母親、豊子(とよこ)も、うんうんと頷き涙を拭っていた。 「とにかく中へ」 道彦に促されて、穂高はあずみの手を引き家の中に入る。 だが、穂高は目の前に広がる光景に息を呑んで立ち止まった。 「……駄菓子……屋?」