天使の羽根


 そして、訝しい態度を一変させると、穂高の髪を掴んでいた手を離し、先程とは明らかに違う、律儀な態度で深々と頭を下げた。

「すまなかった。勘違いとはいえ嫌な思いをさせた。許してくれ、この通りだ」

 元々血の気が多い穂高だ、はいそうですか、とはいかないらしい。

「謝れば何してもいいのかよっ!」