あずみが落した視線の先を、穂高は覗き込んだ。 それは、女の人が着るセーラー服の胸元に大きく縫い合わされた名札だった。 「藤波……智子……?」 「うん、この名前……聞いた事ない?」 「藤波って、まさか高志の?!」 驚いた穂高は、まじまじと穴が開く程に女の人の顔を顔を覗き込んで見つめた。 「でも、あんまり似てなくねぇか?」