天使の羽根


 そして、ゆっくりと首を横に振る。

「な、なんだよ……」

「無理だと思う」

「何が……早く救急車呼んでやらないと……」

 そう言う穂高を尻目に、あずみは対岸を見流した。

 それに促されるように穂高も対岸に視線を送る。

「あ、れ……?」