天使の羽根


「体験学習してない穂高に心臓マッサージは無理でしょ。二人でするの。大丈夫、出来るから。今、あたしがしたみたいにやって」

「でも」

「早く!!」

 怒鳴るあずみの声に押され、穂高は恐る恐る女の人に近付き両膝をつくと、顎に手を当て、くいっと持ち上げた。