あずみは、女の人の額を固定すると鼻をつまみ、大きく息を吸い込んで相手の唇を自分の口で塞いだ。 落ち着いた様子で、あずみはゆっくりと五秒間の人工呼吸をする。 そして、再び鼓動があるか確認をした。 「ダメ……」 あずみは言いざま一瞬、下唇を噛締め穂高を見上げる。 「次、穂高早く!」