天使の羽根


 のん気な穂高に勉強か就職か決めるように促されもしたが、やる気がない以上何を言われても無駄だ。

 それは穂高自身でも解っている事で、その上手くいかない感情が更に高ぶって成り行きに身を任せられないでいる。

 穂高にとって、献身なあずみの態度を断る理由も見つからない気持ちにはもどかしいものが募るばかり。