天使の羽根


 穂高はポケットに仕舞ってあるプレゼントを握り締めたまま、出すタイミングを見つけられないでいた。

 そのまま階段を上り部屋へと入ると、不自然にポケットに突っ込んだ手を出せずに、ベッドに腰をおろした。

「ごはん食べたの? 何か作ろうか?」

「いい、食べてきた」

「何食べたの?」

「うどん」