天使の羽根


「へぇ~」

 高志は、感心のなさそうな返事をする穂高を流し見た。

「俺思うんだけど……」

「何をだよ」

 訝しく聞いた瞬間、高志は身を乗り出すと、穂高の耳元に囁くように言った。

「親父ってホモなんじゃないかって」