「ははは、そんな即答しなくても冗談だよ。じゃ、父さんは寝るからお休み! 穂高君はごゆっくり~」 そう言って軽く手を上げると後ろ手に戸を閉めた高生の背中が、穂高には寂しげに見えた。 「さて、そろそろ私も寝るとするかね」 今度は智子がやんわりと腰を上げ居間を後にする。