天使の羽根


 暫く会っていなかった為に忘れていたが、店とは襖一枚で隔たれた茶の間に入るや否や、その人物は穂高を見るなり満面の笑みを浮かべた。

 思わず穂高は身を引いてしまう。

「やぁ~久しぶりだね穂高君、遊びに来たのか~入って飯でも食っていきなさい。今日は穂高君の大好きなうどんだよ~」

 そう言ったのは高志の父、高生(たかお)だ。