「うーん…取りあえずみんなに知らせてくるねっ」 暫く考える仕草を見せた後、そう言って何処かに行ってしまった男の子。 私は他人事のように男の子を見送った。 ……………みんな? みんなって誰?ていうかあの男の子誰? …………………。 ……まぁ、悩んでも仕方ないか。 私は取りあえずあの男の子が戻ってくるのを待った。 暫くして聞こえた足音。その足音から一人ではないことが分かる。 あの男の子が言っていた"みんな"だろうか。