――――― 放課後 ―――――
「璃音~!!」
「紗琥、今日ちょっと帰りが遅くなるんだけど・・・・」
「俺も部活あるからいいけど・・・・何のようで?」
「・・・・転入生に学校案内」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
紗琥がズーン・・・と落ち込んだ。
「さ・・・・紗琥?」
「ソッカ~ソウダヨナ~」
「何が?」
「璃音もあの行乃とかいうやつに惚れたんだナ~」
「へ?」
「いや、アイツ美人だし?気持ちは分からないこと無いけど?」
「あの~?」
「いや、いいんだ。璃音が幸せなら」
「紗琥!!」
ぼそぼそと呟きながら、しゃがみこんで床に『の』の字を書く紗琥。
・・・・俺が好きなのは、紗琥なのに。
ギュッ・・・・・
「紗琥のこと、好きだからね」
耳元で、コソッと言った。
「え?」
「紗琥、部活何時に終わる?」
「え~っと・・・・7時ごろ?」
今が4時半だから・・・・・
「7時10分に、靴箱」
紗琥の表情が、パアァァァァァっと明るくなる。
「うん♡」
・・・っと、行乃君を待たせるわけにはいかないか。猛ダッシュで、教室まで戻った。
「璃音~!!」
「紗琥、今日ちょっと帰りが遅くなるんだけど・・・・」
「俺も部活あるからいいけど・・・・何のようで?」
「・・・・転入生に学校案内」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
紗琥がズーン・・・と落ち込んだ。
「さ・・・・紗琥?」
「ソッカ~ソウダヨナ~」
「何が?」
「璃音もあの行乃とかいうやつに惚れたんだナ~」
「へ?」
「いや、アイツ美人だし?気持ちは分からないこと無いけど?」
「あの~?」
「いや、いいんだ。璃音が幸せなら」
「紗琥!!」
ぼそぼそと呟きながら、しゃがみこんで床に『の』の字を書く紗琥。
・・・・俺が好きなのは、紗琥なのに。
ギュッ・・・・・
「紗琥のこと、好きだからね」
耳元で、コソッと言った。
「え?」
「紗琥、部活何時に終わる?」
「え~っと・・・・7時ごろ?」
今が4時半だから・・・・・
「7時10分に、靴箱」
紗琥の表情が、パアァァァァァっと明るくなる。
「うん♡」
・・・っと、行乃君を待たせるわけにはいかないか。猛ダッシュで、教室まで戻った。

