青い海

「・・・・っ」
「君の恋人が、この痕を見たらどう思うかな?」
首筋を、強く吸い上げられる。
「・・・うっううんううんうううんう(きっとアンタ死ぬ目にあうよ)」
「・・・・・色気の無い」
シャツの下には、さらし。胸はあまりないが、一応男の制服なので男のフリをするか、と巻いていた。
「・・・・・『よいではないか~』ってするべき?」
「ふんふぁ!!(すんな!!)」
「ま、切るか」
・・・・・え?さらし切んの?・・・・めっちゃくちゃ困るんですけど。切られたら帰れないではないか。
「んんん(雪弥)」
「なに?」
「んんん~ううううんうううううんんんんうう?(これじゃあ傍から見てももろに強姦だよ?)」
「・・・・・・そうだな」
つか、アンタこんな言葉通じるんだ。
「じゃあ、のけるからじっとしてて~」
と、のけている。・・・・・・こんな手は使いたくなかったんだけどなぁ。

ガチャンッ

・・・のいた!!!
その音が聞こえた瞬間、俺は立ち上がり、雪弥の(つーか、男の)弱点を思い切り蹴った。