そんな中、ある仕事が目に留まり早速電話をした。
その仕事とはボーリング場である。
面接で採用となりいざ働くと楽しいイメージとは異なり、想像以上に辛くて驚いた。
人が不足してるのに全国でも指折りの忙しさで、辞めていく人も多かった。
そんな環境からか怒号や罵声が飛び、私もいつまで持つのか不安になった。
しかし、それと同時に負けたくない!そんな気持ちもあった。
それから、数カ月・・・そこそこの仕事を任される所まで成長した。
ある日、その事を褒めてくれた社員さんがいた。
彼は滅多に褒めない人で顔はかなりの男前だ。
かっこいいなと淡い恋心が芽生えた。
男前だけあってアタックしてもなびくタイプではなかった。
そのうちに恋心と言うよりは、目の保養位の感覚になっていった。
ある日、こんな噂も耳にした。
今は三股かけてるらしく、昔は相当遊び人だったそうだ。
あぁ、この人は無いなぁ。
そう思ってもまだ気になっている自分もいた。
ダメな男に惹かれる気持ちはよく分かる。
旦那の前までは相当なだめんずウォーカーで、騙されて借金すら背負わされた事もあり相当ヘビーな人生を送っていた。
よく、こんなに普通の人生を送れるようになったと思う。
それもこれも旦那のおかげだ。
感謝はしてるが、恋愛対象ではなく未だに葛藤の中に自分はいる。
浮気はダメだというが、もう浮気とかいうよりかは籍さえ入ってるだけ。
恋を少し頑張ってみよう。
そう思った矢先、事件は起きた。