その画像を流しながら、店内の見取り図らしきものが印刷された紙を広げて赤ペンを手にしたベリルがそこに丸を記していく。
「監視カメラが5つ? 増やしたのかな」
泉が応えると、それを一瞥し今度はバツを記していった。
「! ほう、センサーは6つか。随分とセキュリティを厳しくしてる」
次に、泉が調べた配線の画像を示すとベリルが口を開く。
「ふむ……カメラとセンサーの電源を分けたか。多少は学んだとみえる」
思案する仕草をし、次に表示された画像で小さく唸る。
「この配線はなんだ。トラップか」
「……」
さすがというべきか、相手が何も言わなくても理解して話を進めていく2人に健吾は唖然とした。
「監視カメラが5つ? 増やしたのかな」
泉が応えると、それを一瞥し今度はバツを記していった。
「! ほう、センサーは6つか。随分とセキュリティを厳しくしてる」
次に、泉が調べた配線の画像を示すとベリルが口を開く。
「ふむ……カメラとセンサーの電源を分けたか。多少は学んだとみえる」
思案する仕草をし、次に表示された画像で小さく唸る。
「この配線はなんだ。トラップか」
「……」
さすがというべきか、相手が何も言わなくても理解して話を進めていく2人に健吾は唖然とした。