ミッドナイト・キャナル



 そうしてバイトを終え、近くのファストフード店で待ち合わせる。

 バイト先の店なら店員割引で商品を安くしてくれるけど、顔が知れてると色々と面倒そうなので別の店を指定した。

 ある意味、ここってライバル店なんだけど……それを禁止する規約は無いし、

「たまに行くくらいは構わない」と言われている。

 この店は2階にも客席があり、椅子のない立ちテーブル席で2人を待っていた。

「よう」

「!」

 現れた泉の手にはアイスコーヒーが握られている。