ミッドナイト・キャナル

 なんだか少しふらついている3人の男が、青年に近寄りながら懐(ふところ)に手を入れた。

 その様子に、健吾はゾワリと嫌な予感を覚える。

「どうしてこんな所にいる」

「え……えと、別に大した用は」

「さっきの奴と話をしていたな」

「し、してないよ。いきなり目の前に現れたからびっくりしたんだ。あんな恰好してるんだもん、誰だって驚いて声くらい出すよ」

「いい加減なこと言ってんじゃねぇぞ」

「……!?」

 懐から抜き出した手に黒い塊が見えて、健吾は喉をゴクリと鳴らした。

 刹那──