「私としては願ったりだがね」

「言ってくれる……あといくつ?」

「2~3ほどと思われる」

「まったく、あとからあとから増やされるのは勘弁したいね」

 男は薄笑いで肩をすくめた。

「まったくだ。お前といつまでいなければならんのか」

「そこ?」

 地味に凹むこと言ってくれるよなぁ……と、さして気にする風でもなく緩い笑みを返す。