彼女と別れて部屋に戻り、ごろりと寝ころんで天井を見つめる。

「……」

 健吾はずっと考えていた。

 彼女の答えがイエスでもノーでも、僕は納得したんだろうか?

 イエスと答えられたら自首を勧めてた?

 じゃあノーと答えたら安心してたのか?

 イエスと答えるまで納得してなかったんじゃないだろうか。