ミッドナイト・キャナル

 僕が間違えるはずがない。

 そして、彼女が視線を向けている方向に目を移した。

「?」

 店を見てる? なんの店だろう。

 そこは宝飾店らしかった──女性がそのような店を見ていても不思議ではないし、違和感も無い。

 見ていると、彼女が店に入っていった。

 さすがについていく訳にもいかず、出てくるのを待とうと街灯に背を預けた。