ミッドナイト・キャナル

「脱いだらこれに着替えてくれ」

 と着替えを渡され、泉の表情がゆるんだ。

 彼にとっては胸をなで下ろす事なのかもしれないが、モデルといったらモデルだろうにと健吾は呆れる。

「見られていると着替えにくいなら、あっちの部屋で着替えるといい」

 ベリルは、示された方向を見て泉に視線を移す。

「……」

 互いに視線を交わし、彼は部屋に向かった。

 泉さんがいなかったらここで着替えてたんだろうな……青年は半笑いを浮かべる。