ベリルの部屋に集まり、ひとまず遂行完了だとホッとしたように泉と健吾は肩を落とした。 ひと安心ではあるけれど、真木邸から出る時にパトカーのサイレンを耳にして由三郎はこれからどうなるのだろう……と健吾は少し胸が痛む気がした。 こういう意識は、時としていけないとは思う。 全てに同情していたら、被害を受けた人たちはどうなるんだ。 何もかもを良しとする事は出来ない、それが出来る人は多くない。 むしろ、あの老人に何もせず警察に任せた彼らは尊敬出来ると思った。