泉に視線を移すと、ノートパソコンとテレビをコードでつないでいた。何をしているのかと首をかしげる。

 しばらくして、テレビの画面がどこかの家の見取り図を映し出す。

 見やすいようにテレビに接続したのか。

「ふむ」

 武器を確認し終えたベリルがそれを見て、思案するように小さく唸った。

「?」

 そんな彼を一瞥し、テレビ画面を見つめる。

 一体どこの家なんだろう? なんだかすごく大きな家みたいだけど……と眉をひそめた次の瞬間、

「!? あっ! もしかしてこの家」

「大賀 由三郎の家に決まってんだろ」

 泉が呆れて応えた。