突然の誓奈からのプロポーズから一ヶ月。


今日はあたしたちの結婚式。


「愛音綺麗〜」

「ありがとう!!」

「いいえ!!‥やっぱりこのドレス愛音に似合うと思ったんだよね〜」


スタイリストをしてる椎奈に、ドレスを選んでもらい、メイクもしてもらった‥。


椎奈は早くに仕事に入って、結婚もして、育児もして‥すごい。

あたしも、仕事頑張ってるけどね?


あたしの仕事は、ネイリスト。


ちっちゃい頃からの夢だったの‥


それから‥


コンコン―――


「愛音、誓奈くんじゃない?」

「‥へ?」

「じゃあ、あたしは退室しまーす!!」


椎奈はそう言い、出て行き入れ違いに誓奈が入って来た‥。

「‥綺麗だな」

「‥/////」

「髪、やってやる」

「‥ぅん」

なんかいつもと違う誓奈にドキドキしちゃう‥。

タキシードが似合いすぎ‥。