そう思い、
「わかった‥どこで話すんだ?」
「‥こっちにいいお店があるから、そこに行こっか」
「‥わかった」
俺と椎奈は、女の後ろに着いていった‥。
店に着き、女と向かい合う形で座った‥。
「あの‥ふたりの方がいいですよね?」
「‥へ?」
突然、椎奈がそんなことを言いはじめた‥。
「おい‥椎奈‥‥」
「舞翔には前に進んでほしいんです‥。だから、あたしは‥席を外しますね?」
「椎奈‥ちゃん‥だったよね?」
「はい‥」
「二人っきりにさせていいの?」
「はい!‥舞翔なら大丈夫って、信じてますから‥。‥それと‥えっと‥‥」
「鈴花[レイカ]よ?」
「‥すいません。
それと鈴花さん、今は他の方と付き合ってますよね?だから大丈夫です‥」
「‥!!」
「‥それでわ‥。
舞翔!!終わったら連絡して?」
「‥あぁ」
椎奈はそう言って、出て行ってしまった‥。