―‥それから夕方になり、舞翔たちが来てくれた‥。
愛音はめっちゃ心配してくれてたのか、あたしの顔を見るなり、泣き出してしまった‥。
そして、愛音に忘れてた記憶、全部を思い出したと言った‥。
「‥へ?」
「‥さっき‥全部思い出したの」
「大丈夫なの?」
「大丈夫だよ?‥今は舞翔がいるから‥」
「‥なら、よかった!!」
愛音が心配したワケ
あたしが、男嫌いになったワケ‥
それは
元カレの裏切り
だったから‥。
でも、今は違う‥。
舞翔は違う‥。
裏切るなんて‥絶対しないって、言える‥。
根拠なんかないのにね?
なぜだか、舞翔は大丈夫って思えるんだ‥‥
―‥それから、愛音と誓奈くんは帰り、今は舞翔と二人っきり‥。