淡々と話す舜斗さんだけど、目はものすごく寂しそうだった‥。

「‥だから、舞翔くんには同じ思いをさせたくない‥‥」

「・・・」

「‥例え、しぃが元カレを思い出しても‥信じてやって?傍にいてやって?」

「‥はい‥‥」






それから、面会時間が過ぎてしまい、家に帰った‥。







家に帰ってからも、椎奈の過去、舜斗さんの過去が頭から離れなかった‥。


椎奈は今、どんな思いなんだろう‥。


‥記憶が戻ったら、どうなってしまうんだろう‥。


それを思うと、怖くなってしまう‥。




椎奈‥。