教室に入ると、

「「「「「キャー!!」」」」」

女が群がってきた‥。


‥まじ無理。


誓奈はまんざらでもない様子。


一応、誓奈は自称イケメンだからモテるらしい‥。


「誓奈!!‥なんとかしてくれ‥」

「‥ったく、しょうがねぇな〜‥。はい!!そこの女子たち!!舞翔なんかやめて、俺にしようゼ?」

「・・・」


‥‥なんとか誓奈のおかげ?で、女たちはいなくなった‥。



それから俺が、自分の席に座った直後、男たちがざわつきだした‥。


「誓奈〜‥」

「なんだい?」

「なんで、ざわついてんだ?」

「お前、ほんっとに女に興味ねぇんだな?」

「あるわけないっしょ!!」

「はぁ―‥。入学式の時、めっちゃ可愛い子がいたらしく、その子がこのクラスなんだってさ!!名前は竹内椎奈ちゃんだよ!!」

「ふーん」

「何、その『ふーん』って!!ねぇ、俺教えてあげたじゃん?なのに『ふーん』で済ますってどうゆうこと?なあ!!ねぇ!!」

「あー、はいはい。どうもすいませんでした〜」

誓奈はたまにうざい‥。

たまにどころじゃないね‥。