やっぱ遥灯には敵わねぇ‥。

遥灯とは中学は違うけど、俺が荒れてた時期があって‥その時出会った‥。

遥灯もあん時はすごかったけど、今は大分落ち着いてる‥。

俺の兄貴的存在だ‥。

「‥てか、お前の好きな奴って、しぃだろ？」

「‥あぁ。‥って、えぇぇえぇぇえぇ!!」

そうだったのか、俺？

「やっぱりな‥!!」

「‥わかってたのか？」

「いや‥なんとなく？‥他の女とは話さないのに、しぃとは話してたからさ！」

「‥そうだったな‥‥」

「‥自分でも気づかなかった？」

「‥あぁ。びっくりだ！‥まさかこの俺がまた女を好きになるとは‥」

「人は変われるんだ！‥舞翔！‥前に進め!!」

「‥おう！」

「俺でよければ相談に乗ってやるからさ！」

「‥さんきゅ!!ほんとにいい奴だな‥」

「だろ？」