そことは、体育館トイレ‥。


‥なんともありきたりな‥。


‥って、今はそれどころじゃねぇ!!

俺が助けようとすると‥

「あんた、遥灯様の何?‥あんたみたいなのが、遥灯様に近寄ってんじゃないわよ!!」

「・・・」

「遥灯様は、あたしのなのよ?」

「‥あたしの?それが何?」

「は?‥生意気な!!」

「全部答えてあげるよ!!‥あたしは竹内遥灯の妹の竹内椎奈!!‥遥兄の彼女だかなんだか知らないけど、あたしはそんな気なんか全くない!!‥その前に、遥兄はあんたみたいなのが一番嫌いなタイプだから付き合うわけがないと思うけど!」

「‥なっ‥‥」


椎奈が‥キレた?

すげぇな‥。


てか、女共は顔が真っ青になっていってる‥。

「‥さっきまでの威勢は?遥兄の妹って知っちゃったから怖くなっちゃった?今更媚びられても困るけどね‥」