―‥椎奈たちが別れてから大分経ったある日。


その日は、終業式だった。

あたしは用事があったから少し遅れて帰った。


あたしは用事を済ませ、裏の階段から帰ろうとしたら、椎奈を見かけた。

「椎奈!!」

「愛音?」

「一緒に帰ろう!!」

「うん!!」

すると、たまたまそこには学校に来てた高校生がいて、その高校生たちが、

「あんたが椎奈?」

そう言った。

「は?」

短気な椎奈はキレてそう言った。

「あんた、大地くんの元カノでしょ?」

大地とは、椎奈の元カレ。

「それが何?」

椎奈の態度が気に入らなかったのか、その高校生は、

「元カノだからって調子乗んな!!」


ボン―――‥


椎奈を押した‥。

「えっ‥きゃあ!!」



ドス―――‥




結構な高さから頭から落ちた。


「椎奈!!椎奈〜!!」