こういう時に限って、シュウちゃんとすれ違う事が多い。 教室移動の時、休憩の時…。 それでも、私たちは、一言も会話をしない。 まるで、赤の他人の様に、ただすれ違うだけだった。 「シュウくん、かなり元気なかったね?」 「結菜も、そう思った?」