「シュウちゃん!」 振り向くと、息を切らせてシュウちゃんが立っていた。 「お前、電話に出ろよ!」 「え?電話?」 慌てて携帯を取り出すと、シュウちゃんの着信が3件…。 「ごめ~ん…」 「大学は広いから、探すの大変なんだよ!」 「はい…」 だって、シュウちゃん遅くなるって、言ってたじゃん。 なんて、口答えは出来ない。